中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

本番に弱い小学生、本番に強い高校生

今回のテーマは、いずれも我が息子の特徴です。


息子は、小さい頃家族旅行の直前に風邪を引くことが多かったのです。

体は強い方だったのに、なぜだかタイミング悪く体調を崩すのです。

何度旅行をキャンセルしたことか。


中学受験も案の定第一志望校受験の数日前に風邪を引きました。

インフルエンザにかからなかっただけましとは言えますが、これにはボクも動揺しました。

本番の日は何とか回復傾向になりましたが、当日は駅から受験会場に行くまででさえ息を切らせていましたね。

今思い出しても可哀想で、親としては切なかったです。


家内には悪いのですが、彼女の傾向と似ています。親子ですから似ても不思議ではありませんが。


ただ、そんなことを家内にいうと気にするに違いないので、絶対このことは言わないでおこうと固く決意していました。


試験のようにプレッシャーがかかる場面にも弱かったですね。


どうしたら、心身が強く柔軟でおおらかになるだろうかと思い、彼に対する声がけには、随分注意していましたね。


ですから、今でも息子は、ボクの口癖の中でいくつか好きな言葉があるそうで、時々わざわざリクエストしてくるときがあります。

そんなときは親として嬉しく思います。


センター試験でできなかったときかけた言葉も効果があったようです。


「まだ行ける。本当にダメになるのはあきらめてしまったときだ。ビリで通るためにはあと何点あればいい。科目毎に計算すれば・・・。どうだ?まだ行けるだろ。」


息子はボクの激励の言葉を信じて、絶対最後まで頑張るぞ!と思ったそうです。


他方、我が夫婦は、「まあセンターがあれではきついね。と言って、別の大学にしろとは言えないしね。」と密かに会話をしていました。


第一志望に合格してビックリしたボクが、

「まさか合格するとは思わなかったよ。」

と言ったら、

「父さん、まだ諦めるな。君なら必ず合格できる、って言ってくれてたじゃない。」

と驚かれ、

「いやぁ、まあなんだな、君を励まそうと思って・・・」

と、ボクはしどろもどろ。


話を高校入学後の体調管理に戻すと、何故だか都合よく体調を崩すのです(笑)。

海外への短期留学の直前にピタッと風邪が治ったり。


今回軽い熱中症になったのも、大学の前期試験が終わり、部活の合宿が終わった直後です。

来週中頃から部活の遠征があり、その後、ボクの両親に会いに行った後、免許合宿です。


ここ数日が一番ゆっくりできる時期だったのです。


試験もそうです。

中学受験の時は、テストに弱いなあという印象がありました。

塾のテストを受けていて体調が悪くなって途中で棄権したこともあります。


それが大学受験では、体調を崩すときも、さして問題がないときなのです。

なんだか都合のいい人間になってきました(笑)。

さらに、試験で普段以上の力が出るのです。

今では友達から「本番に強いやつ。」と言われているそうです。

普段は凄くないのでしょうね。


変われば変わるものです。


そうそう、中高5年半の部活もよかったのかもしれません。