中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

興味を持たせることに力を注いだ理科

理科は、またまたボクの苦手科目でした。


そこで何とか息子を理科好きにしたいと思いました。


結論を先に言います。
理科好きになりました。
そして、大学受験まで理科が得意なままでした。


話がこれで終わってしまうとブログにならないので、もう少し書きます。


まずは、自然科学に対して興味を持たせたいと思いました。


・望遠鏡を買って遠い宇宙を眺める。
・顕微鏡を買って普段目にしないような小さなものを観察する。
・様々な実験道具を揃えて実験する。


実験道具の収集は半端じゃなかったですね。
フラスコ、試験管、アルコールランプ、メスシリンダー等の道具や様々な 試薬を買い求めました。
ボクが通った公立中学の理科教室並みには集めたと思います。


そして、小4から小5にかけて、毎週土曜日は親子で実験教室をやっていました。


息子はいつも大喜びで、実験を楽しみにしていました。
友達を連れて来たりもしていましたね。
小学校の友達ですが、ボクが把握しているのでは、そのうち2人はそれぞれ公立・私立中高を経て東大に進学し、1人は慶應中等部、もう1人は本郷中に行ったはずです。


この実験はボクも楽しかったです。
息子の友達がなついてくれるのが嬉しかったですね。


後、家庭用プラネタリウムなんかもいい気分を味わえました。


算数と同様、大成功と言ってよい科目だったと思います。
そして、理科をやっているときがボクも一番楽しかったです。



さて。
先日予告させていただいたように、これまで、いろんなテーマで十分書かせていただきましたので、父親の雑感としては、完結したいと思います。


これからは、たまに受験ブログを拝見して懐かしみたいと思っています。
短い間でしたが、このブログをのぞいていただき、ありがとうございました。


では、さようなら。



にほんブログ村 受験ブログへ


にほんブログ村



にほんブログ村 受験ブログ 医学部・医療系受験へ


にほんブログ村

歴史好きにするつもりがさほど効果がなかった社会

中学受験の社会は、日本地理と日本史が中心ですね。


ボクは、小学校の時から大学受験まで、ずーっと日本史が好きで得意でしたから、息子と一緒に日本史の勉強が出来ればいいなあと思い、小中と一緒に社会の勉強をしました。


小学校時代は、暗記に入るまでに、歴史であれば、時代の流れをつかみ、たられば話をしながら、因果の流れについて説明してきました。


ところが、歴史本は学習漫画ぐらいしか読まない息子は、一向に歴史の力がついて来ませんでした。


中学受験を終えたあとも歴検を一緒に受けにいったりしましたが、今一つ興味を覚えなかったようです。


結局のところ、高1の初めには、「お父さん、ボク、社会は倫社・政経にするよ。」と言い出し、大学受験の選択科目からも外れてしまいました。


息子の選択ですから、ボクがとやかく言うべきことではありませんが、内心はかなりがっかりしたことを覚えています。


そうして、ボクと息子の日本史の勉強は終わったはずですが、高1の終わり頃になって、

「倫理がどうも合わない。やっぱり日本史に戻るよ。」

と言ってきました。


見切りが早くてよかったと思います。

結局センター試験は日本史で受験し、まずまずの点数でした。


大学受験が終わった後も、テレビを見ているときに、ボクと息子が歴史の蘊蓄を一緒になって家内に話すことができるようになり、紆余曲折はあったものの、ボクが望んでいた通りになって、心の中では随分嬉しい思いです。


ただ、ボクの息子に対する家庭指導のやり方が正しかったかについては今一つ自信がありません。


にほんブログ村 受験ブログへ


にほんブログ村




にほんブログ村 受験ブログ 医学部・医療系受験へ


にほんブログ村

読書好きにさせることができなかった国語

ボクは小学校低学年の頃から読書好きでした。

半端でない量の本を読んでいました。


中学受験をしたわけではないので、暇な夏休みをいつも送っていました。

そこで5年生のときに、夏休みの間に何冊本が読めるかチャレンジしてみようと考え、殆んど小学校の図書室に籠っていました。


毎日弁当をもって、小学校に行き、プールも図書室から向かうという日々です。


結局読んだ本は40日間の間に80冊でした。


ボク自身は本好きであったことから多くのものを得たと考えているので、息子にも是非本好きになって欲しいと考えて、あれこれと努力をしてみました。


まずは、定番の読み聞かせですね。

当初は寝る前に家内がやっていましたが、年長さんの頃、ボクがやってみると、結構息子が喜んだものですから、ボクの帰りが早い日や休みの日はボクの担当になりました。


一杯飲んでから読み聞かせを始めると、息子よりボクの方が先に眠くなってしまい、よく息子につつかれていました(笑)。


読み聞かせは、どこのご家庭にも負けない位いっぱいしたのですが、息子はなかなか自分では読みませんでしたね。


読書は、国語力には直結しませんが、その基礎とはなります。

本を読まないのが祟ったのか、小学校高学年になると国語の成績が振るいませんでした。


小学校の勉強においては特に問題はないように見えましたが、塾のテストを試しに受けてみると、見事に点が取れませんでしたね。


算数の力と国語の力がどんどんあいていく感じでした。問題集を使って付きっきりで教えてみましたが、全くです。


この頃から既に選択問題が苦手でした。

もっとも選んではいけない選択肢を最初に選んでしまうのです。

国語的には、間違いなくバカだなと思いました。

でも、かわいい息子ですから、そんなひどい評価は、息子と家内の前ではひた隠しにしていました。


小6になって通塾するようになっても同じことでした。


こうして、小学生の間に本好きにしてあげて、国語力の基礎を身につけさせようとしたボクの目論みは見事に外れました。

就寝前の読み聞かせだけは、なんと小5まで続けたのですが(苦笑)。


ところが、大学受験までの間に国語に関しては、かなり動きがありました。


とにかく文章を書かせる中高一貫高でした。

加えて中3ぐらいから結構本を読むようになりました。

自分で読んで面白かった本をボクに勧めて来ることもあります。

ゲームをする時間を自分でコントロールできていたので、隙間時間をある程度読書に回せていたのでしょうね。


ところで、中学に入学後、いつのまにやら理系だというのが親子の共通認識でした。


中学の頃は、東大理1理2もあるかなと思っていましたので(勿論、その頃の成績では考えること自体東大に失礼でした 笑)、受験科目にある国語の成績が気になっていましたが、高1後半になって医学部志望が固まった後は、息子の国語の成績は気にしていませんでした。


正確にいうとセンター模試の国語についてはやはり気になっていましたが、「やっぱりいつまで経ってもできないなあ。」とやや諦めムードでした。


ところで、先日の記事で、駿台の東大実戦模試で国語の偏差値が64でビックリしたと書きましたが、じゃこれはまぐれなのかなと思い、その他の模試の偏差値を調べてみました。

そうすると今頃になって意外なことが判明しました。

駿台全国模試でも国語は60を超えていますし、駿台・ベネッセ記述では70を超えています。


あれれ?


いつの間にこんなことになっていたのでしょう。

てっきり国語は不得意科目だと「認定」していたのに、どうやら動きがあったようです。


小学校の家庭学習では余り上手くいかなかったものが、中高で何とか格好がつくようにしてもらっていたのですね。


将来論文が書けない医者になってしまうのかと思っていたのですが、人並みに書けるようになるのかも知れません。


ふと思い出しましたが、息子は、大学受験直前のある小論文テストで全国1位を取ったことがあるのですが、あれもまぐれではなかったのかな。

当時は、息子、家内、ボクの3人で「今回のはまぐれ」として処理してしまったなあ(苦笑)。


あれは息子に対する失礼な評価だったのかなあ。

いやいや、さすがにあれはまぐれでしょうね。


本日はここまでとします。