ボクは小学校低学年の頃から読書好きでした。
半端でない量の本を読んでいました。
中学受験をしたわけではないので、暇な夏休みをいつも送っていました。
そこで5年生のときに、夏休みの間に何冊本が読めるかチャレンジしてみようと考え、殆んど小学校の図書室に籠っていました。
毎日弁当をもって、小学校に行き、プールも図書室から向かうという日々です。
結局読んだ本は40日間の間に80冊でした。
ボク自身は本好きであったことから多くのものを得たと考えているので、息子にも是非本好きになって欲しいと考えて、あれこれと努力をしてみました。
まずは、定番の読み聞かせですね。
当初は寝る前に家内がやっていましたが、年長さんの頃、ボクがやってみると、結構息子が喜んだものですから、ボクの帰りが早い日や休みの日はボクの担当になりました。
一杯飲んでから読み聞かせを始めると、息子よりボクの方が先に眠くなってしまい、よく息子につつかれていました(笑)。
読み聞かせは、どこのご家庭にも負けない位いっぱいしたのですが、息子はなかなか自分では読みませんでしたね。
読書は、国語力には直結しませんが、その基礎とはなります。
本を読まないのが祟ったのか、小学校高学年になると国語の成績が振るいませんでした。
小学校の勉強においては特に問題はないように見えましたが、塾のテストを試しに受けてみると、見事に点が取れませんでしたね。
算数の力と国語の力がどんどんあいていく感じでした。問題集を使って付きっきりで教えてみましたが、全くです。
この頃から既に選択問題が苦手でした。
もっとも選んではいけない選択肢を最初に選んでしまうのです。
国語的には、間違いなくバカだなと思いました。
でも、かわいい息子ですから、そんなひどい評価は、息子と家内の前ではひた隠しにしていました。
小6になって通塾するようになっても同じことでした。
こうして、小学生の間に本好きにしてあげて、国語力の基礎を身につけさせようとしたボクの目論みは見事に外れました。
就寝前の読み聞かせだけは、なんと小5まで続けたのですが(苦笑)。
ところが、大学受験までの間に国語に関しては、かなり動きがありました。
とにかく文章を書かせる中高一貫高でした。
加えて中3ぐらいから結構本を読むようになりました。
自分で読んで面白かった本をボクに勧めて来ることもあります。
ゲームをする時間を自分でコントロールできていたので、隙間時間をある程度読書に回せていたのでしょうね。
ところで、中学に入学後、いつのまにやら理系だというのが親子の共通認識でした。
中学の頃は、東大理1理2もあるかなと思っていましたので(勿論、その頃の成績では考えること自体東大に失礼でした 笑)、受験科目にある国語の成績が気になっていましたが、高1後半になって医学部志望が固まった後は、息子の国語の成績は気にしていませんでした。
正確にいうとセンター模試の国語についてはやはり気になっていましたが、「やっぱりいつまで経ってもできないなあ。」とやや諦めムードでした。
ところで、先日の記事で、駿台の東大実戦模試で国語の偏差値が64でビックリしたと書きましたが、じゃこれはまぐれなのかなと思い、その他の模試の偏差値を調べてみました。
そうすると今頃になって意外なことが判明しました。
駿台全国模試でも国語は60を超えていますし、駿台・ベネッセ記述では70を超えています。
あれれ?
いつの間にこんなことになっていたのでしょう。
てっきり国語は不得意科目だと「認定」していたのに、どうやら動きがあったようです。
小学校の家庭学習では余り上手くいかなかったものが、中高で何とか格好がつくようにしてもらっていたのですね。
将来論文が書けない医者になってしまうのかと思っていたのですが、人並みに書けるようになるのかも知れません。
ふと思い出しましたが、息子は、大学受験直前のある小論文テストで全国1位を取ったことがあるのですが、あれもまぐれではなかったのかな。
当時は、息子、家内、ボクの3人で「今回のはまぐれ」として処理してしまったなあ(苦笑)。
あれは息子に対する失礼な評価だったのかなあ。
いやいや、さすがにあれはまぐれでしょうね。
本日はここまでとします。