(5)改めて中学受験を考える~息子、塾通いを嫌がる
ある程度は自宅学習でまかなうとしても、小5から通塾させる予定でした。
5年生になる少し前に息子に意思を確認したところ、
「ぼく、もう少し家でお父さんに教えてもらいたい。塾は6年からじゃダメかな。」
と言われてしまいました。
「中学受験はしたくないということ?」
「いや、受験はするよ。」
ボクは、塾否定論者ではなく、むしろ有効に活用した方がいいと考えていたのですが、他方、息子は塾の雰囲気やシステムに合っていないのかなという危惧も以前から持っていました。
ガンガンやらせる塾はなおさらです。
ここが我が家の一つの転機でしたね。
それまでは通塾までの繋ぎとして家庭学習を位置付けていたのが、受験勉強のある程度の範囲を自宅でやることになるのです。
いや、違いますね。
5年生の時にほとんどの単元を終えてしまう科目がありますので、塾での5年生相当の勉強を自宅でするというのは「ある程度」には収まらず結構大変です。
勿論ボクがです。
5年生の1年間は、ボクたち父子にとって本当に濃いものとなりました。
これまで息子が生きてきた19年間の中で、最もボクが息子に時間をかけた1年間でした。
5年生から通塾していれば、より難関の中学に進めたかもしれません。
その可能性は結構ありそうです。
ただ、6年から通塾させたことによって、息子の小学生時代はボクの子供の頃と比べ物にならないぐらい様々な点で充実したものになりましたし、今でも息子に大いに感謝されています。
ことあるごとに言ってくれるので、息子の長い人生の中では大成功であったのかもしれません。
ただ、あのときのボクたち父子の選択が受験戦略として正しかったかどうかは今でもわかりません。
次回がこのシリーズの最終回です。
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