中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

忙しい、時間がない、とは言わない親子

大雨洪水による被害が東海・関東・東北を中心に襲っていますが、関東では今朝地震もありました。
大変なご家族もおられることと思います。
心からお見舞い申し上げます。


今朝の地震に対しては、ボクたちが息子に安否の連絡をする前に、息子の方から連絡がありました。
「地震あったけど大丈夫?」


親のことを気にしてくれて嬉しいです。



さて、本日の本題です。


ボクと息子は、「忙しい」とか「時間がない」という言葉は殆んど使いません。
というか、まず使わないですね。


息子が、これらの言葉を使わないのは、おそらくボクの影響だと思います。


ボクは、若い頃は結構、忙しいんですよ、と言って来たのですが、40歳を過ぎてから言うことはなくなりました。


精々が、本当に忙しい期間が過ぎた後で、「この1週間は忙しかったよ。」という程度です。
それも年に1、2度程度のことです。


なぜ、忙しい、時間がない、と言わないか。
これが本日一番のポイントです。


時間がない、といっても、全ての人間に24時間が与えられています。
それで時間がないということは、例えば仕事で言えば、その人の能力に合っていないか、努力が足りないのです。


忙しい、というのも同じことです。
ところが、忙しいと自慢気に言う人がいますよね。
ボクには、「私の能力に合わない仕事をしているので(私の努力が足りないので)、あっぷあっぷなんです。」と言っているように聞こえます。


忙しいとか、時間がないと言ってイライラしている人を見ると、そのような事態になったのがまるで他人のせいだと言っているように聞こえます。
例外的な場合は除いて、殆んどは自分のせいですね。


他人のせいや外的要因によるものと決めつけてしまうと、効率的に仕事をしたり、余裕を持つ努力を怠り、今以上の仕事ができなくなってしまいます。
要するに、努力や工夫を放棄することになるわけですね。


ボクは、周囲の人から、「忙しそうですね。」とよく言われます。
身近なスタッフからも言われるぐらいですから、一般的には忙しそうに見えるのかも知れません。


「そんなことはないですよ。」
と決まって答えます。


やせ我慢しているのではなく、気持ちにゆとりがあったり、仕事が好きだったり、もっと工夫ができないか、といつも考えているからです。


こういった話をちょくちょく息子にしていました。
ちょっと極端な言い方ですが、
「忙しいとか時間がないとか言っている人は、自分がバカだと言っているようなものだな。」
と、息子に言っていましたし、
「忙しいと言い過ぎると、気持ちまで落ち着かなくなり、余計悪い方向に向かってしまう。」
とも言っていました。


息子は、どの程度ボクが言ったことを理解していたかはわかりませんが、
「忙しい」
「時間がない」
とは言いませんので、ある程度は理解してくれて、日々工夫をしようとしているのではないかと思います。


息子の日常は、中高大と、ボクなんかの時に比べて、驚くほどゆったりしています。
上に述べたボクのアドバイスが多少なりとも役に立っているのだとすると、親としては物凄く嬉しいです。


蛇足ですが、こんなボクでも、「忙しくて時間がないんですよ。」と言うときがあります。
それはどうしても引き受けたくない仕事を断るときです(笑)。



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