中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

地域枠・診療科目枠~医学部受験

国公私立にかかわりなく、受験対象として地域枠・診療科目枠があります。


地域枠は一定の地域での一定年数の勤務が義務付けられるもの、診療科目枠は小児科・産婦人科のように医師が不足している診療科目での勤務が義務付けられるものです。


一般枠と併願が可能なところが多いですね。

ただ、一般枠が不合格で特別枠が合格ですと辞退はできません。


大学によってはかなり制約度合いが高いところがありますが、都会に近いところだと、少なくとも地域枠については、さほどの制約感はないと思います。


ただ、診療科目枠は制約度合いが強いですね。


息子の場合は、国立についてだけ、一般枠に加えて地域枠を併願しました。

私立は、国立が第一志望であったことから、地域枠は受験していません。


結果としては、一般枠で合格しましたので、制約を受けません。

ただ、制約を受けないから、都会で医師をするかと言うと、逆のようです。


どういうことかと言うと、地域枠で指定される地域よりもっと田舎に自分で進んで行く可能性がありそうです。


ところで、予備校の合格偏差値に関する情報によると、一般枠とそれ以外で違いがないかのごとく表示しているところがありますが、これは正確ではないと思います。

志願者動向からすれば、違いがないはずがありません。


この辺りについて分析できていない大手予備校がありますが、話になりませんね。どういう感覚でやっているのでしょうか。


皆さん専門家ですから、違いについて気がついていないはずがありませんが、分析できるだけのデータが収集できていないのでしょう。

かと言って、同列にしているのは誠実性に欠けると思います。

詳しくはわかりませんが、医専予備校なら考えられないことだと思います。


特別枠を志望するかどうかは受験生自身の判断ですが、知識に乏しい現役生とその親御さんは、今すぐに研究を始めておくべきだと思います。