息子の頭が悪いなあ、と思ったときはちょっと悲しかった
小学生の2、3年生の頃、
「この子、頭悪いなあ。」
と、思うことがよくありました。
田舎育ちのボクがそう感じたぐらいですので、よほどのことです。
皆さんの非難を恐れずに正直に言うと、
「頭って余り遺伝しないものなのかな。ボクの小さい頃より随分悪い。」
「家内に似たのかな。同じ似るなら、家内の父や兄に似たらよかったな。」
「放っておいても勉強が出来るようになるタイプではないな。ボクのように、小学生の時は本さえよんでおけばいい、というわけには行かない。」
などと、色々と考えてしまいました。
それが、大学受験では結果としてボクより成果を出したのではないかと思います。
親戚の中では、「なかなかできるやつ。」と、言われるまでになりました。
ボクからするとかなり意外な展開です。
性格が柔らかく、家族・友達に関わりなく何気に優しくできる性格は、小さい頃から買っていましたが、頭はダメだなあ、とさして期待もしていませんでした。
でもなんと言っても、ボクの大切な一人息子ですし、なぜか、家内以上にボクになついていたので、何とかしてやりたいと思っていました。
それに、家庭学習で共通の時間を過ごすことができ、これがなかなかカンファタブルでした。
ボクは、小さい頃、両親に勉強の面倒を見てもらったことは1度もなかったので、親子で勉強するというイメージがなかなか浮かびませんでした。
中学に入ってから、息子いわくは、
「受験は大変だったけど、お父さんと勉強するのは楽しかったよね。」
と、言っていました。
あの頃は、仕事もそんなに忙しくなかったので、ボクとしては趣味の延長で息子の面倒(勉強に限らず)を見ていたのですが、親子でいい時間を過ごせたことと、それなりに成果が出たことはよかったと思います。
あの頃一緒に過ごした時間が、今の良好な父子関係のベースになっているような気がします。
このブログをご覧いただいているお父さんへ。
子供さんとの貴重な時間を大切にしてください。
いい思い出になりますよ。
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