親の子に対するダブルスタンダード
親は子供に対して、
「元気でいてくれるだけでいい。」
「笑顔で生き生きと毎日暮らしてくれたら、それだけで親として嬉しい。」
と思うことが多いと思います。
これは、子供に求めるものとしては、それほど高い基準ではありません。
ところが同じ親子の間で、親が次のように思うこともあります。
「できるだけ勉強はできた方がいい。」
「自分の子供ならもっとできるはずだ。」
「できれば難関中学(難関大学)に入って欲しい。」
「もっとできるはずなのに、なぜ頑張らないのか。」
同じ親が、2つの満足レベルを子供に対して設定したとすると、一見矛盾しているように思いますが、どちらも親の本音だと思います。
「あなたがいてくれるだけで嬉しい。」
といい続けると、子供は自己肯定感を醸成することができます。
強い自己肯定感を持たせた上で、
「こうしたらもっといいよね。」
と親が言うと、すっと受け入れることが可能です。
親がダブルスタンダードを持つことは十分理解できますし、ボクにもそういうところはあります。
ただ、子供に対しては、前者を前面に出すというか、前者をベースにした方がいいと思うのです。
後者について子供に縷々述べているうちに、前者を忘れたり、忘れてはいないものの子供には後者だけが耳に残るとちょっとつらいですね。
親がダブルスタンダードを設定してしまうこと自体は肯定するとしても、常に、
前者>後者
であるように心がけたいものですね。
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