中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

センター試験と二次試験~挽回はなるものか

息子のセンター試験の出来は、医学部受験生としてはなかなか厳しいものでした。

素点の得点率と受験予定大学(複数)の配点換算の得点率で、85%~86%でした。


息子の第一志望校の合格者の得点率は90%を超えていたようですので、かなりのビハインドだったと思います。

900点満点で36点~45点ですからね。

まあ、合格者平均でなくてもビリで合格してもいいわけですから、平均にそれほど拘る必要はないのかもしれませんが。


息子の場合は、2次試験はかなりできたようです。

最近、実際の出題問題を目にする機会があったのですが、確かに、数学、理科2科目については、息子が比較的得意とする分野が出題されていて、数学などは苦手分野からは出ていませんでした。

これはラッキーでしたね。


英語については、元々から志望校の傾向に合っていたので、数理2合わせて大逆転が可能だったのだろうと思います。


ところで、息子は、センター前は90%を目標にすると言っていました。

ボクは、本番前に冷静に「点数読み」をしたところ、その時点の息子の力だと、88%程度ではないかと思っていました。


90%と88%であれば、そこそこ差がありますが、ビリで合格する可能性はあるとにらんでいました。


ところが、85~86%と分かったときには仰け反ってしまいましたね(苦笑)。

勿論、本人にも言いませんでしたし、顔にも出しませんでしたが、「第一志望は無理か」と思いました。


ただ、息子の志望意欲が強かったことから、志望校の変更は勧めませんでした。

遠い昔、ボクの母親から、A旧帝大からB旧帝大に志望校を落としてはどうかと何度も言われて、本当に嫌な気持ちになったことがあるので、息子には決して同じことは言うまいと思っていました。

ただ、足切りにかかりそうな点数なら、足切りがないか足切り点が低い大学に変更するようにとだけ事前に言っておきました。それらの大学用の出願書類を準備しておきました。


結果は、上述したようにまさかの出来で、挽回がなったものです。


一般論ですが、各予備校は、合格者平均点を基準にして、これよりまだ上のレベルを合格可能性80%として判定しているように思います。

しかし、ビリ合格でもいいわけですから、二次試験に自信があるのであれば、一定の範囲では挽回が可能かと思います。

合格可能性50%ならチャレンジしてもいいでしょうし、それ以下でも息子のような場合があります。


ところで、息子の場合は、記述では最後の方ではB判定に到達していましたが、センター単独ではE判定どまりだったと思います。

結果として合格できたのは、最後の模試以降も二次の力がずいぶん伸びたのと、センターについては、本番から逆算して勉強していたので、模試では悪くても、本番である程度まとまったのではないかと思います。といっても上のような点数ですが(苦笑)。

模試の判定手法によれば、本番は、センターがC判定、二次がA判定(Aの比較的上の方)といったできだったのではないかと思います。