中学受験・大学受験~父親の雑感

田舎出身の両親から生まれた息子の子育て雑感。息子は私立中高一貫から国公立医学部に進学。現在は部活に明け暮れる大学一年生。

医学部受験は後戻りできるか?

これもなかなか難しいテーマです。


医学部の難易度を考えると、1浪は射程に入れざるを得ない。
1浪しても合格を得られない場合は、悩みどころです。


2浪がないという人は、1浪の受験時に他学部も受験せざるを得ません。
この時、医学部志望を断念できるかが問題です。


同じことは2浪でも言えますね。


ここで後戻りとの関係で大きなポイントがあります。
医学部と言っても国公立にしか進学できないという環境にある人についてです。


国公立医学部に絞って受験するとなると、ぐーんと合格可能性が下がります。
1浪で合格できなかったときは、2浪しても翌年の合格可能性が低いことから、医学部進学自体を断念しなければならない可能性が高まります。


また、1浪で後戻りした場合に他学部進学後就職する際には、留年していなければなんとかなりますが、2浪後の他学部進学後就職するという場合は、かなり不利にならざるを得ません。


現在の国公立医学部の競争率を見ていると、比較的難度の低い大学で現役時に涙を飲んだとすると、国公立医学部一本狙いは、後戻りの決断を迫られる確率が高いため、医学部を目指すこと自体にリスクがありますね。


リスク計算のためには、進学の意志がなくても、現役時に私立医学部も受験し、その合否によって、ある程度1浪以降を読み切るのも一つの方法かと思います。


医学部であればどこでもOKという人はともかく、国公立のみを志望校とする人は、他学部併願を1浪か2浪時にせざるを得ないんでしょうね。
言うは易しですが、実際はなかなか難しい決断です。